高山、どやっ菅野!希望の2適時打 敗戦もGエースに一矢報いた
https://www.daily.co.jp/tigers/2018/04/21/0011183559.shtml

 「阪神2−8巨人」(20日、甲子園球場)

 試合に出る、とは何か−。先発出場できるのは9人。その重みを痛いほど知ってい
た。完封負けを喫するのとはわけが違う。阪神・高山が刻んだ「2点」は明日への光
だ。11打席ぶりの快音。少ないチャンスの中で、自らの役割をきっちり果たした。
選ばれた9人の1人として。

 貧打に苦しむ中、反撃のパンチを食らわせたのは六回だ。途中出場の原口と伊藤隼
が連打で続いた。先発を外れた仲間が“執念”で作った無死一、二塁の好機。その思い
に応えないわけにはいかなかった。

 1球目を豪快なフルスイングで空振り。そして続く2球目だ。右前へはじき返し、
二走・原口が一気に生還。待望の1点は、苦しむ高山のバットから生まれた。8日・
中日戦(京セラ)以来となった打点。意地を見せた。