大山 進化の右打ち 成長曲線右肩上がり! 千金2ランで阪神ホーム初勝利
https://www.daily.co.jp/tigers/2018/04/08/0011144009.shtml

 「阪神3−1中日」(7日、京セラドーム大阪)

 若虎の確かな進化を示す一発だった。阪神・大山悠輔内野手(23)が1点リード
の四回、右越えに2号2ランを放った。開幕戦での1号に続く右方向へのアーチ。筋
力アップの成果を発揮し、金本監督指導のスイング軌道で運んだ打球に、2年目の飛
躍を予感させた。チームは今季ホーム初勝利。貯金を1とした。

 打球の質が違った。右打者が逆方向へ流し打ったものではなかった。左のプルヒッ
ターが豪快に引っ張ったように、力強く右翼ポール際へ伸びていった白球。スタンド
に飛び込んだ瞬間を見届けると、打った大山自身がやや驚いたような表情を浮かべた。

 「去年までは右方向に打ってフェンス手前で失速することがあったので」と言った
背番号3。成長の手応えを感じさせる一撃は1点リードの四回、1死一塁の第2打席
だった。

 「1打席目で強く振れなかったので、強く振ることを意識して」とカウント2−1
からの4球目、浮いた134キロのカットボールを完ぺきに捉えた。インサイドアウ
トのスイング軌道で逆方向へ“引っ張ったような”打球は、勢いを失わずに右翼席に着
弾。金本監督は「相手の先発がなかなかちょっと捉えにくそうなピッチャーだったと
ころで、あの2ランは大きかったですね」と目を細める。