横浜DeNAの春田真新オーナーは2日、横浜市内のホテルで行われた村田のFA残留交渉に同席したが、結果は不発に終わった。

 前日の会見でも明言した「3年以内にCS進出。5年後に優勝」というチームプランを話した上で「これから強くする上で4番が抜けるのは困る」と残留を熱く訴えた。
だが「優勝争いができるチームで戦いたい」を理由にFA宣言した村田からは「3年、5年たったらベテラン。主力から外れての優勝争いは目標にはしていない」と返された。

 プロ入り前から、村田にとって巨人は特別な球団だった。自由獲得枠が存在した9年前のドラフトでは「横浜か巨人かで迷った」。
 結局、巨人は投手補強を優先し、木佐貫(現オリックス)と久保を獲得。
 村田は「気持ちを押し殺して横浜に入団した」と明かした。