今季の所属先が決まっていなかったイチロー外野手(44)が、古巣のマリナーズに復帰することが5日、決定的となった。
チーム事情は変わった。
トレードで加入した本来二塁手のゴードンが正中堅手として見込まれているが、左翼のギャメルがオープン戦に入って負傷。
さらに、右翼のハニガーは右手を痛めており、オープン戦には出場していない。昨季123試合に出場したヘレディアは昨年10月に右肩の手術を受けた。体調万全が見込めるレギュラーは、外野初挑戦のゴードンだけ。
コンディションが不安定な外野陣が多いことで、イチローの獲得に踏み切ったようだ。仮に若手の外野手がレギュラーを固めても、控えとして外野すべてのポジションを高いレベルで守れるイチローは、コストパフォーマンスの高い存在となる。