【球界ここだけの話(1236)】青木宣親が『背中』と『言葉』でヤクルトを変革ミーティングでは方向性も示す
http://www.sanspo.com/smp/baseball/news/20180410/swa18041013000003-s.html
昨季球団ワーストの96敗を喫した古巣を『背中』と『言葉』で変革している。
巨人戦に3連勝するなど開幕から好スタートを切ったヤクルト。
好循環を生んでいるのが、米大リーグから7年ぶりに復帰した青木宣親外野手(36)の存在だ。
名古屋への移動日となった4月9日。先発投手以外は休養日だったが、神宮の室内練習場にはいつも通りの青木の姿があった。
休日返上で黙々とバットを振り続ける『背中』は、若手にとって手本となっている。
背番号1の後継者でもある山田哲は「取り組む姿勢がすごい。一緒に練習していくうちに、すごい勉強熱心なんだと驚いた。
自分もやらないといけないと思うし、勉強になる」と話す。
チームリーダーとして『言葉』でも方向性を示している。開幕前のミーティングでは、こんな言葉をナインにかけた。
「長いシーズンが始まる。負けが込んでくることもある。『MUST(マスト=しなければいけない)』な気持ちになってしまう場面がある。
そういう時には『MUST』ではなく『CAN(キャン=できる)』の気持ちでいこう」
義務感に縛られるのではなく、苦しい時こそ自分の力を信じよう。
大学、プ口野球、大リーグと、自身の力で当初の評価を覆してきた青木らしい言葉だった。
「(自分の役割は)気づいたことを言っていくことかな。そういうのは自分でも分かっているつもりだから。
バランスを取りながら、プレーでも引っ張っていかなきゃと思っている」。
燕改革の中心に青木宣親がいる。