ラミレス「多くの人は、その時に倉本の調子が良くなかったので、2〜3日だけ9番に置いて、すぐに6番や7番に戻すだろうと考えていたと思う。しかし、倉本という打者は非常に得点圏に強く、(左打者ながら)左投手でも得点圏打率.300以上を打っている。
9番に置くことで、8番を投手、7番に足の速い梶谷を置く。梶谷が塁に出ると、投手がバント、得点圏に強い倉本という形になって、9番に置いてから実際に数字がどんどん上がってきた。9番に置くことによってバントをする必要がないし、おもいきり打ってくれと。
『チャンスが来たらお前に託したぞ』というところで非常に結果を出してくれた。そこで落ち着いたと思う」


ラミレス「倉本は、2016年には6番を打つことが多かった。もちろんその時も得点圏打率.300以上を打っていたが、クリーンアップのロペス、筒香、宮崎は梶谷に比べると足は速いほうではない。6番で倉本がヒットを打ってもなかなか還せなかった。
9番に置き、足の速い梶谷に7番を打たせることで、得点圏打率の高さが有効に働いたと思う。9番ショートで50打点以上、得点圏打率.340以上という非常に素晴らしい数字を残してくれた」