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 星野と組んだ時代の岡田は、西武ほどではないにせよ、やはり多くの高校生を上位
で指名している。ちなみに星野が監督に就いていたのは、中日第1期('87〜'91年)、中
日第2期('96〜'01年)、阪神('02〜'03年)、楽天('11〜'14年)である。

 星野が監督としてドラフトを陣頭指揮した時代の指名は次の通りだ。

 <第1期中日時代(ドラフトにタッチするのは監督就任前年から)>
86年 1位・近藤真一(享栄高・投手)、2位・山崎武司(愛工大名電高・捕手)
87年 1位・立浪和義(PL学園高・遊撃手)、2位・鎌仲政昭(神戸高・投手)
88年 1位・今中慎二(大阪桐蔭高・投手)、2位・大豊泰昭(名商大卒、一塁手)
89年 1位・与田剛(NTT東京・投手)、2位・井上一樹(鹿児島商高・投手→外野手)
90年 1位・小島弘務(元住友金属・投手)、2位・矢野輝弘(東北福祉大・捕手)

 第1期中日監督の5年間、1、2位で指名した10人のうち高校生は6人を数え、そのう
ち山崎、立浪、今中、井上は中心選手として長くチームを支えた。第2期中日監督時代
もその姿勢は変わらない。

 <第2期中日時代>
95年 1位・荒木雅博(熊本工高・遊撃手)、2位・門倉健(東北福祉大・投手)
96年 1位・小山伸一郎(明野高・投手)、2位・森野将彦(東海大相模高・遊撃手)
97年 1位・川上憲伸(明治大・投手)、2位・森章剛(藤蔭高・外野手)
98年 1位・福留孝介(日本生命・三塁手)、2位・岩瀬仁紀(NTT東海・投手)
99年 1位・朝倉健太(東邦高・投手)、2位・福沢卓宏(滝川二高・投手)
00年 1位・中里篤史(春日部共栄高・投手)、2位・洗平竜也(東北福祉大・投手)