殿堂入りの金本監督 誇れるのは「僕の中では連続無併殺」のワケ
野球殿堂入り発表 ( 2018年1月15日 )
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 1492試合連続フルイニング出場の世界記録など現役時代に数々の記録を残した
阪神・金本知憲監督(49)が15日、都内の野球殿堂博物館で競技者表彰のプレー
ヤー表彰に選出された。昨年で現役引退後5年が経過。阪神在籍選手では史上初とな
るノミネート即の殿堂入りとなった。4日に死去した星野仙一氏(享年70)も昨年、
殿堂入り。今は亡き恩師に「“選ばれました”と報告したかった」と、こうべを垂れた。

 「鉄人」の胸に、新たな勲章が加わった。過去に4人しかいなかった資格1年目で
の殿堂入り。阪神に在籍した選手では史上初の偉業を喜びつつ、壇上では「本当にこ
んな僕がいいのかな、という。年齢的にもまだ若いですし、貫禄も実績も大してない
んですが、本当に恐縮する思いと感謝の気持ちとが交錯しております」と率直な胸の
内を明かした。

 亡き恩師に、こうべも垂れた。阪神時代の監督で、4日に死去した星野氏に続く殿
堂入り。「去年、星野さんが選ばれて本当、入れ替わるように私が選ばれまして。“選
ばれました”という報告がしたかったですね」。そして、亡き恩人の期待にも応えた。
野球を始めたきっかけは「親戚のおじさんに勧められて」。昨年11月に他界したそ
の“おじさん”から「殿堂入りというのがあるから、そこまで目指して頑張れ」と言わ
れた当時の記憶も鮮明によみがえった。