金本監督×片岡ヘッド新春夢対談【後編】優勝に必要なのはピリッとした緊張感
https://www.daily.co.jp/tigers/2018/01/03/0010865776.shtml

 −気持ちの部分で優勝へ持っていくことも可能?

 金本監督(以下金本)「2003年は本当にみんなが必死になって、ピリッとして
ね。前向きに勝利に対してどん欲にという姿勢があれば勝てると思いますよ。その中
で選手は競争しながら。競争する中での緊張感もあると思うし、選手はピリッとしな
がらね。硬くなる緊張感、ノビノビとプレーできなくなる緊張感ではなくてね。いい
意味でのピリッとした緊張感を僕は選手に求めていきたいし、作っていきたい」

 −金本監督は広島時代、片岡ヘッドは日本ハム時代の猛練習で一流への階段を上っ
た。練習は野球選手にとって一番、重要か。

 金本「そうですね。僕はよく受験生という例えをするんですけど、子供ってやっぱ
り遊びたいし、楽をしたいし、頑張る頑張ると言いつつも、なかなか親が何も言わな
くても、ごりごりやる子供はほんと10%くらいしかいない。大して何もやらなくて
も投打いける子もいるけど、それは天才。残りの9割はある程度、導いて、こちらが
メニューを作ってあげてやらせないと、ついつい甘えてしまう。実際に僕がそうでし
たから」

 (続けて)

 「僕は途中からそれじゃいけないなというのが分かって、家にネット張ったりとか、
スイングしたりとか、トレーニングを続けたり。自分と同じ感覚をね、みんな一緒じ
ゃないけど、これだけやらないといけないよというのを最初に教えてあげないと。僕
はダメだと思います」