原口、新打撃フォームに挑戦 生き残りへ決断!取り戻す「打てる捕手」
https://www.daily.co.jp/tigers/2018/01/21/0010915169.shtml

 阪神の原口文仁捕手(25)が20日、捕手に再転向するシーズンを前に、ゼロか
らの再スタートを誓った。この日も三重県伊賀市で俊介外野手(30)と自主トレ。
年末年始には帰省した際、帝京の恩師・前田三夫監督(68)からも「捕手をやるん
だろう。頑張りなさい」と、退路を断った挑戦に背中を押された。打撃フォームも一
新し、打てる捕手として輝きを取り戻す。

 決意のキャンプインが、あとわずかに迫る。一球、一打の力強さも、日増しに濃く
なってきた。屋外では新年初の打撃練習。鋭い打球が右、左に飛んだ。変化を求めて、
捕手再挑戦に懸ける1年。「打てる捕手」として打撃フォームにも、原口は大きな変
化を加えていた。

 「バットが出やすい角度、ヘッドの入り方を考えてオフを過ごした。いい方向に行
っている感覚はあります」

 確かな手応えが表情を笑顔に変える。厳しい内角攻めに苦しみ、出場72試合で打
率・226と低迷した昨季。エースの言葉に光明を見た。「ランディ(メッセンジャ
ー)に『打席の姿が硬い、硬いよ』と言われて。それもヒントになりました」。試行
錯誤しながら、リラックスしてバットを出す方法を探した。