燕・バレ、一塁直訴!ライバルにキョ〜レツ宣戦布告「ハタケヤマ、オワリネ」
http://www.sanspo.com/smp/baseball/news/20180131/swa18013105030005-s.html
ヤクルトは30日、2月1日からの春季キャンプに向けて沖縄入りした。
羽田空港ではウラディミール・バレンティン外野手(33)が、小川淳司監督(60)に「ミー、ファースト」と一塁挑戦を直談判する一幕もあった。
米大リーグ、メッツからフリーエージェント(FA)となった青木宣親外野手(36)の復帰が決まり、外野の定位置争いが風雲急を告げる。
青木効果が意外な形であらわれた。羽田空港で小川監督にあいさつしたバレンティンが、一塁挑戦を直談判した。
「ミー、ファースト。今年からチャレンジ(リクエスト)制度ができるから、もう一回チャレンジさせてください。ハタケヤマ、オワリネ」
バレンティンは小川政権下の2014年に一塁に挑戦したが、断念した過去がある。
今回も一塁転向の可能性は低いが、"一塁直訴"は強い危機感の表れでもあった。
青木の7年ぶり復帰が決まり、外野手はバレンティン、坂口、雄平、山崎…と最大の激戦区となった。
主砲とはいえ、安閑とはしていられない。
青木とは入団1年目の2011年にチームメートだった。
「素晴らしい仲間だった。同じチームでプレ一するのが楽しみ」と殊勝なコメントを残す一方で、
山崎には「ユー1番、ミー3番。でも戸田(2軍)でね」と話すなど自虐コメントまで飛び出した。
青木の復帰で昨季最下位に沈んだチーム内の雰囲気が期待感に包まれる。
小川監督は「(青木には)技術的、精神的なことも含めてすべてを期待したい。手本となるべき選手。年齢を重ねて、人
間的にも成長した」
と昨年のWBCでみせたようなリーダーシップにも期待を寄せた。
春季キャンプでは例年以上の厳しい練習が予想される。
指揮官はバレ砲に「休みがないって言ったけど、青木が来るから(試合に出ない休日が)増えるかもね」と声をかけて笑った。
競争原理が働けば、再起の道が見えてくる。
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