【 ヤクルト・大松 200万アップに憮然】

ヤクルトの大松尚逸(35)が球団事務所で1回目の契約交渉を行い、200万円増の1000万円を保留した。会見では「言葉が出ません。あぜんとしたかな」と発言。
FA権を行使せず男気残留を果たした代打男の初交渉は決裂となり、自費キャンプの可能性さえ出てきた。
明らかに怒っていた。晴れ舞台になるはずが、出口の見えない契約交渉の出発点になっていた。
「額を見た瞬間? 言葉が出ません。あぜんとしたかな。球団からの提示は自分(の希望)と大きくかけ離れていた。久々にあきれました」
交渉時間は約30分。球団からの説明を聞くと、交渉することなく席を立った。

今シーズン、ロッテから戦力外になり主に代打として94試合に出場したが、打率は.162で本塁打は3本。
印象残るサヨナラホームランも放ったがぶっちぎりの最下位のチームとこの成績で200万アップは妥当と思われたが、それでも判を押せなかった。
むしろ、怒りがこみ上げてきた。多くを語らずに会見場を後にしたが、伏線はスタメンでの起用を求め、トレード志願していた今迄の言動にありそうだ。