大型補強時代から若手育成時代への転換期に飲まれた村田修一ら戦力外の悲哀
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「村田や久保は戦力にはなると思う。少し前の時代なら争奪戦になっていただろうね。補強することでチームの
弱点を補うと同時にチーム内競争も激しくなると言えば聞こえはいいが、ベテランを取ることで若手の出場枠や
チャンスがひとつ減る。広島や横浜DeNAが生え抜きの若手を使い育てて、彼らがチームの軸になってチーム成績に
つなげ、それが球界の流れになってきた。若手育成には、まず我慢して使うことが重要。そうなると、よほどの
故障者が出るなどしない限り、ベテランを他所から取ってくるという選択肢は消えてしまう。若手育成が優先だし
ファンも球団方針を支持してくれている時代になっている。そう考えると、どこも検討、会議に乗せているだろう
けど、FA選手が落ち着くまで、なかなか交渉が本格化しないよね」。
某球団の編成担当は、そう本音を教えてくれた。

あるパ・リーグの編成担当は、久保について、「細かいボールの変化や出し入れ、クイックを上手く使い
タイミングを外しながら打ち取っていく職人タイプの久保は、まだストレートも140キロ後半まで出るのが、
十分に戦力になるだろう。ただ、力勝負のパ・リーグでは難しいのかもしれない。ごまかしきれないところもある。
どちらかと言えば、セ・リーグ向き。本来なら、最も手を出しそうな巨人が若手育成に方針転換したから厳しいね。
投手を補強したいのはヤクルト、中日だろうけど、予算や選手枠の問題が出てくる」という見通しを口にしていた。
各球団の編成部の見通しを総合すると「FA選手の行き先が落ち着き、新外国人の補強が終わった時点で再検討
されるだろう」というものである。