阪神・大和がFA権行使「自分を一番必要としてくれる球団で」
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 阪神・大和内野手(30)が8日、兵庫・西宮市内の球団事務所を訪れ、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使する申請書類を提出した。

 大和は球団を通じて「12年間お世話になったタイガースへの愛着や感謝の気持ちも言葉に表せないぐらいのものがあります。
ただ、他球団の自分に対する評価を聞くチャンスは今しかないという思いも強く、今回の決断にいたりました。
移籍を前提とした権利の行使ではなくタイガースも含めて、自分を一番必要としてくれる球団で来季プレーしたいと思います」とコメントした。

 2014年に外野でゴールデン・グラブ賞に輝いた大和は今季、主に遊撃手として100試合に出場し、堅守でチームのAクラス入りに貢献。
それだけに四藤球団社長は「絶対に必要な戦力、選手なので、ぜひとも残ってほしいという球団の気持ちを伝えました」と全力で慰留する方針。
金本監督も「残って(阪神で)やってほしい。(フロントには)頑張ってもらうしかない」と話した。

 球団側は今後も複数年契約を提示し残留を要請していく構えだが、DeNA、オリックスなども獲得に乗り出すとみられ、争奪戦となりそうだ。