【侍ジャパン】中日・京田、井端コーチの個人指導30分!「伝説のアライバさん」

 中日・京田陽太内野手(23)は、井端弘和コーチ(42、巨人)のマンツーマン指導で本番の二塁守備に手応えをつかんだ。

 午後から西武・源田、外崎、ロッテ・中村とともに守備の指名練習に取り組んだ京田。
遊撃と二塁の位置から捕球と送球を繰り返した後、先輩3選手が引き上げると、おずおずと井端コーチに疑問点をぶつけてみた。それが30分に及ぶ個人指導の号砲だった。

 最初は京田が尋ねた、遊―二―一の併殺での二塁手としての動き方についてのレクチャー。しかし、それでは終わらない。かつての中日の名遊撃手・井端コーチの“竜魂”に火がついた。
捕球から送球にいたる体重移動など、内野手としての基礎を、後継者はみっちりと叩き込まれたのだ。

 チームでは兼任コーチの荒木に熱く指導されている京田。
「なかなかこういう経験はできない。伝説のアライバさん。井端さんにも荒木さんにも教わるのは縁ですね。井端さんの(白地の)ユニホームが青く見えてきました」と、あっという間に過ぎた30分を興奮気味に振り返った。

 井端コーチも「4人だと聞いてこないが、1人になると聞いてくる。今の子はたわいもない話から野球の話に持っていくのがうまい」と京田の人なつっこさに好印象。
そして「今は身体能力だけでやっている。これからが難しいが、伸びしろはいっぱいある」と吸収力の高さにもお墨つきを与えた。