川端慎吾&畠山和洋はどうだ?ケガ人
さえいなければなお強力。2018年のヤクルト打線を徹底予想!
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2017年は悔しい最下位に沈んだヤクルト。ケガ人続出で強力打線が機能停止に陥った。
毎年のことながら、打線のポテンシャルは上位のはず。
2018年のヤクルト打線を理想、現実の両面から検討してみた。
◎ヤクルト打線2018:プランA
1(中堅):坂口智隆
2(三塁):川端慎吾
3(二塁):山田哲人
4(左翼):バレンティン
5(右翼):雄平
6(一塁):畠山和洋
7(捕手):中村悠平
8(遊撃):(混戦)
まずは完全体のオーダー。昨季は2015年首位打者の川端慎吾が全体、畠山和洋も15試合の出場でリタイヤ、雄平も不運な骨折で後半戦のほとんどを棒に振った。
故障がちなバレンティンが働き者に見えるほど、チームはガタガタだった。
しかし、マックス時の期待度はいまだに高い。
昨季も楽天のペゲーロ、巨人のマギ一など「攻撃的2番打者」が注目を集めたが、近年における再ブームの堰を切ったのは川端だった。
2015年の優勝時すら、シーズンの大半をバレンティンが欠場。ファンが見たいのはこのオーダーしかない。迫力を説明することすら陳腐だろう。
唯一の穴は遊撃手。大引啓次は守備範囲にやや衰えが見えるが、後続の西浦直亨、奥村展征らも結果を残しきれていない。
ドラフト6位の宮本丈まで横一線の状況で、誰かの大爆発期待だ。
◎ヤクルト打線2018:プランB
1(中堅):坂口智隆
2(一塁):荒木貴裕
3(二塁):山田哲人
4(左翼):バレンティン
5(右翼):雄平
6(捕手):中村悠平
7(三塁):廣岡大志
8(遊撃):(混戦)
ヤクルトの場合、残念ながら現実的なプランも考えなければならない。特に慢性的な故障を抱える川端、畠山は今季も無事に働けるか、あやしいところだ。
仮に2人がいなかった場合、打線の迫力はガクンと下がる。特に一塁手不足は深刻で、どちらかといえば守備型の荒木貴裕をここで起用しなければならない。
昨季はシーズン途中で一、三塁を守るリベロを緊急補強したが、打率.215と奮わなかった。
川端、畠山が両者ともにバリバリ活躍という絵も描きづらい。
しかし、投手陣の崩壊と酷使ぶりを考えると新外国人野手を獲るわけにもいかない。
一部のファンから村田修一待望論が出ているのも事実だ。こうなれば、三塁・廣岡大志を育成する年にするほかないように思える。
だが、一塁手は2軍まで見渡してもどうにもならない薄さ。ドラフト1位・村上宗隆の早期デビュ一すらあり得そうだ。とにかく川端、畠山のどちらかが転べば、成績的な浮上の目はない。
復活を祈るしかないが、ここからさらなるマイナスもあるのがヤクルトの怖いところだ。