全試合出場は15人 『フルイニング出場』した選手は誰がいる?

今季フルイニング出場者は5人

 10日にプロ野球のレギュラーシーズンが終了した。今季全試合出場した選手をみると、2004年9月9日のヤクルト戦から連続試合出場を続ける鳥谷敬(阪神)、リーグ優勝した広島のリードオフマンを務めた田中広輔(広島)、ルーキーの源田壮亮(西武)など15人いる。

 その中でもフルイニング出場した選手は5人だ。昨季、球団の遊撃手では86年の高橋慶彦、94年の野村謙二郎に次ぐ快挙を達成した広島・田中は、今季も1日も休むことなく遊撃という過酷なポジションで1年間フルイニング出場を果たした。

 田中と同じ遊撃手では、倉本寿彦(DeNA)、源田壮亮(西武)もフルイニング出場した。
倉本は開幕から打撃不振で打順が9番に下がるなどしたが、一度もポジションを明け渡すことなく1年間守り抜いた。
ルーキーの源田は、56年の佐々木信也、58年の長嶋茂雄、61年の徳武定之に次いで、歴代4人目となる新人のフルイニング出場を達成した。

 秋山翔吾(西武)は、2015年から3年連続でフルイニング出場を果たした。今季は首位打者、最多安打のタイトルを獲得し、打線を牽引。本塁打もシーズン自己最多となる25本塁打を記録する活躍を見せた。
ちなみに、現役選手では最も長い3年連続フルイニング出場を継続中の選手となっている。

 山田哲人(ヤクルト)もフルイニング出場を達成。昨季まで2年連続トリプルスリー達成していた山田は今季も活躍が期待されたが、打率.247、24本塁打、78打点、14盗塁と苦しんだ。

【2017年 フルイニング出場者】
セ:田中広輔(広島)、倉本寿彦(DeNA)、山田哲人(ヤクルト)
パ:源田壮亮(西武)、秋山翔吾(西武)