唯一セパ両リーグでホームラン王排出した
履正社高・安田尚憲の未来。岡田龍生監督が語るT-岡田との共通点と違い

1週間後に迫ったドラフト会議で、1位候補に挙がる履正社高・安田尚憲。高校通算65本塁打を誇るスラッガーは、
どこの球団に進み、そして、どんな成績を残すのか。
多くの野球ファンの注目を集める中で、同校・岡田龍生監督は「プロでもホームランバッターを目指せる」と言い切る。

「岡田(T−岡田・オリックス)も山田(哲人・ヤクルト)も高校時代から逆方向へもスタンドインできた。
2人ともプロでホームラン王を獲りましたけど、僕の中で“プロでやれるかどうか”の目安は、
逆方向に打てるかどうか。その点でも安田は問題ないと見ているんです」

 そして2つ目が守備だ。高校3年間、三塁を守ってきた安田は守備もみっちりと鍛え上げられてきた。
本人も「サードでレギュラーを獲りたい」と、こだわりを見せるが、その守備の大事さは、
“先輩”が証明したと岡田監督は言う。

岡田監督は最後に言う。「岡田、山田、そして安田にも、プロを目指す子には『自分で考えること』が大事と言ってきた。
プロは厳しい世界ですが、自分で考える力を持っていれば、大丈夫。
安田も、いろいろと考えて練習し、『考える力』を持っているから心配していないんです」。

 自分の武器を発揮するためには何が必要か――。
プロで活躍するために一番大事な“考える力”を安田は携えている。