就任3年目を迎える掛布二軍監督は、中谷ら若手や、今季からスイッチに転向した大和らを次々と
一軍戦力として送り出している。さる阪神OBが言う。

「還暦を過ぎても指導への情熱は衰えていない。昼間に試合がある二軍の夏は、年を重ねるごとに過
酷になるが、試合後も居残りで選手に懇切丁寧に指導している。ただ、掛布二軍監督と金本監督とで
は、育成、指導方針が違う。掛布二軍監督は選手の自主性、自発的な行動を促すことに主眼を置いて
いて、押しつけはしない。一方で金本監督は昨年、藤浪に161球を投げさせて懲罰完投させたり、
若手に日々のウエートトレを課したりと、強制も辞さない部分がある。今までコンビを組んできたが、
二軍監督の立場だと一軍に対して遠慮が出る。金本監督の下につく今の阪神二軍監督という立場は必
ずしも本人のよしとするところではなくなってきている。それに、現役時代はスターだった男が、
ずっと二軍監督で甘んじているのはもったいない話でもある」

ロッテと掛布のマッチングが実現すれば、人気回復のきっかけにもなりそうだが……。

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