鷹サヨナラ導いた中村晃の本塁突入、村松コーチが「かけに出た」理由とは
https://full-count.jp/2017/11/05/post91596/
決着はサファテが3イニング目を投げ終えて迎えた延長11回裏の攻撃だった。
1死から内川、中村晃がエスコバ一から連続四球。
代わった三上と対時した松田は三塁正面のゴ口で危うく併殺になりかけたが、三塁ベースを踏んで一塁へ送球した宮崎のボールがわずかに逸れて命拾い。
そして、川島が決めた。2ボール2ストライクからの5球目。
三上のストレートに食らいついた打球は一、二塁間を抜けた。
一気に、二塁走者の中村晃は三塁を蹴って、ホームへと突っ込んだ。
右翼からの送球は捕手の手前で大きく弾み、捕手の頭上を越えていった。
ヘッドスライディングでホームに帰ってきた中村晃。
瞬く間に、川島の周りに日本一の歓喜の輪が出来上がった。
川島の打球はそれなりに強く、そして、外野は極端なほどの前進守備を敷いていた。
普通なら、三塁ストップ、突っ込めば、タイミング的にはアウトの確率の方が高かっただろう。
その状況で、三塁ベースコーチの村松有人外野守備走塁コーチはなぜ中村晃に腕を回して本塁突入を指示したのか。