もう何でもありなんだな


能代松陽から二ツ井へ“一時移籍”の3人、次はなんと自校と対決!/秋田
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170713-00000010-sanspo-base

第99回全国高校野球選手権地方大会(12日、さきがけ八橋球場ほか)24大会で226試合が行われた。
秋田1回戦では、二ツ井(ふたつい)が大曲農高太田分校に10−3で七回コールド勝ちした。
特別措置「単独廃校ルール」を同県で初めて適用され、第2シードの能代松陽から1年生3人を一時的に補充して勝利。
14日の2回戦では、その能代松陽と対戦する。
千葉大会1回戦では、拓大紅陵が秀明八千代に11−0で六回コールド勝ちを収めた。

ウイニングボールは“助っ人”のグラブに収まった。
秋田県初の単独廃校ルールで出場の二ツ井が歴史的勝利。
3安打6打点で貢献し、最後の飛球を受けた高坂虎楠(こなん)外野手(1年)は、次なる戦いへ視線を鋭くした。

「勝ってすごくうれしい。二ツ井の選手として臨んでいるので、松陽には複雑な気持ちは特にない。全力で勝ちにいく」

漫画『名探偵コナン』が名前の由来という勝利の立役者が言い切った。
これで2回戦に進出。くしくも相手は、自身が在籍する能代松陽だ。

昨夏は小坂との連合で出場した二ツ井だが、今年は部員不足で断念。
選手は2、3年生の7人だけとなり、出場が危ぶまれていた。
しかし、近隣の高校から選手を借りて大会に出場できる特別措置「単独廃校ルール」が秋田県で初めて適用され、出場にこぎつけた。

そのルールで第2シードの能代松陽から“一時移籍”で加入したのが高坂、五代儀雅妃(いよぎ・もとき)内野手、清水真央投手の1年生3人。
高坂は「チャンスだと思った」と快諾し、4月から10回ほどの練習を重ねた。

応援席では能代松陽の控え選手53人が二ツ井に大声援を送った。
「当然勝ちにいくが、勝ち負けを超えた最高の試合をしたい」と岩谷裕士監督(42)。
秋田北部の県立高が、最高の“恩返し”を目指す。