阪神・金本監督、感激結末も課題残った序盤の拙攻…
http://www.sanspo.com/baseball/news/20170710/tig17071005020005-n1.html

最後は笑えたが、笑えない空気は、序盤から阪神ベンチを支配していた。一回一死満塁で先制できない。二回無死二塁ではバント空振り三振。
イライラが募る展開だった。先発・岩貞は援護してもらった直後にすぐ失点。四回の岡崎の本塁タッチアウト、五回の二走・福留の飛び出し(捕手からのけん制で憤死)。

何から何までチグハグだった。うまく攻めれば、もっと点が取れたはず。もっと楽に勝てたはず。
もちろん、そんなことはこちらが言うまでもなく、金本監督自身が一番分かっている。

糸原に、桑原に、中谷に救われた。

巨人に甲子園3連敗の屈辱も免れた。負ければDeNAに並ばれる土俵際でもぎ取った1勝。
崖っぷちの勝利が、金本阪神の浮上のきっかけになるのかどうか。今は誰にも分からない。 (上田雅昭)