ショート守れるならありかも

■ 滝川二・高松渡内野手 「転がせばヒット」驚異の快足(スポニチ) 17/7/4

 左打席から一塁到達までの時間は平均で3・8秒台。滝川二の山本真史監督は「3秒5を切ったこともあった」と舌を巻く。
高松渡内野手は今、プロ野球選手に交じってもトップクラスの快足の持ち主だ。
スカウトを驚嘆させたのは3月9日の練習試合・履正社戦だった。「3番・左翼」で先発すると、4安打3盗塁。
全5打席すべてで出塁した。8−8同点の9回2死三塁から相手投手の暴投でサヨナラのホームを踏んだ韋駄天。

 「履正社は昨年秋の明治神宮大会を制したチームですし、春の選抜でも準優勝。
そんなチームを相手に自分も勝負できるということが分かりました」。春の練習試合で得た大きな自信。
この一戦を機にプロ入りの夢はどんどん膨らんでいった。

 既に10球団以上が視察した逸材。「3巡目で消えるかもしれない」と話すスカウトさえいた。
広角へ打ち分ける打撃センス、足を生かした広い守備範囲。
シングルヒットでも二塁を狙える脚力。走攻守で無限の可能性が詰まっている。
「本塁打を打てる打者ではないので、打率と足でチームに貢献したい。三遊間に転がせば、ヒットにできる自信はあります」。
最後の夏は遊撃のポジションに入る予定だ。