現在、両リーグの最下位はパがロッテ、セが中日。特に絶望的なのが、すでに20近い借金を抱えて
勝率2割台に沈むロッテだろう(5月28日現在)。

「石川 歩、角中勝也と投打の軸が序盤から戦線離脱した上、外国人選手も総倒れ。特に打の新外国人
がふたりとも外れだったのが響き、チーム打率はまさかの1割台です(この取材後、ようやく2割台
に…)」(スポーツ紙デスク)

となれば、新たな大砲を緊急獲得…となるのが勝てるチームなのだが、今年のロッテはそっちもダメダ
メ。

「ロッテは開幕後、元阪神のゴメスを狙っていました。一発があり、日本野球を知る彼はシーズン途中
の獲得には最適だというわけです。ところが、いざ本腰を入れてみると、いくら調査してもゴメスが
『見つからない』というんです。そして5月に入ると、なんとゴメスが今年はどこにも所属せず、野球
をやっていないことが判明…(苦笑)。

ゴメスがプレーしていないことは、実は他球団の外国人編成担当者には周知の事実だったといいます。
それをロッテだけが必死になって探していたというんですから、調査能力不足と言われても仕方ありま
せん」(デスク)

結局、代わりに獲得したのは独特の“走り打ち”で知られるWBCキューバ代表の1番打者・サントス。
欲しかった大砲とは程遠い、俊足巧打タイプだ。これでは伊東 勤監督があまりに気の毒…。

「あまりの惨状に、現場の記者からは『もう休養させてあげたい』との声まで漏れてくるほどです…」
(デスク)

http://wpb.shueisha.co.jp/2017/05/29/85390/