横浜ウォーカー特別号は万年Bクラスのチームを二年連続Aクラスに導こうとする、セリーグきっての“名将”アレックスラミレス監督の独占インタビューを掲載。名采配の秘訣を丸裸にする。

ー単刀直入にお聞きします。監督の采配のコアとはなんなのでしょう?

ラミレス「クールアンドホットを信条にしています。
クールとはデータ。選手を冷徹にデータで判断する事です。例えば左には右、右には左といった基礎のデータをメンバーを組む際には大切にします。
それだけでなく去年の守備率の良さを倉本ショートの根拠にしたりかなりディープなデータまで考慮しています」

ーなるほど。外人監督ならではのデータ野球がベイスターズの強さの秘訣ですね。

ラミレス「しかしそれだけでは選手の心は離れてしまいます。そこでホットな面、信頼が関わってきます。
私は現役時代常に試合に出られる選手ではありませんでした。懸命に守備につき、バットを振っていたにも関わらず試合に出られないのはとても悲しかった。
私が監督をやる以上選手にそういう思いをさせたくない。レギュラーと決めた選手は最後まで信頼し試合に出す」

ーそういった熱い思いも横浜の強さなのですね