2017年05月18日
千葉ロッテに「身売り説」が再燃する裏事情
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1705/18/news085_3.html

 現状、球団運営が足かせになっていることを強調した上で同関係者は、ささやかれ始めている「身売り説」についても次のように述べた。

 「確かに球団運営が広告力につながるとの声も少数ながら一部にあるが、オリオンズ時代からここまで約50年に渡って経営に携わってきたことでその恩恵はもう十分に授かったと考えるべき。
これまでも球団身売り話が“浮かんでは消える”の繰り返しだったが、ここ最近はグループ内からも『もういい加減、球団経営から退くべきだ』とトップに対して決断を求める強硬な意見が噴出している。

 日本のロッテHDと韓国ロッテグループの支配権を握り、マリーンズでも球団オーナー代行を務める重光昭夫副会長もさすがに無視できなくなる流れになるだろう。
何せ自身の立場も一連のゴタゴタで弱くなっているからね。
裏で糸を引く武雄名誉会長もマリーンズのオーナー職にまだ席を置いていて球団をこよなく愛しているが、今や鶴の一声は発しにくい立場だから『NO』と言っても効力はほぼない」

買収先の筆頭候補は「LIXIL」

 買収先の筆頭候補としてウワサされるのは、住宅設備大手「LIXIL(リクシル)グループ」だ。
5月8日に同社が発表した2017年3月期決算(国際会計基準)の純利益は425億円。前年256億円の赤字から一気に過去最高益を生み出した背景には、海外事業が好調であることと大幅なコストカットに成功した点があるという。

 リクシルは2010年に横浜ベイスターズ(現横浜DeNAベイスターズ)の買収に乗り出して物議を醸した経緯もある。
それだけにマリーンズ球団周辺でも「リクシルのコストカットは球団買収の準備段階に入っているからではないか」ともささやかれている。