「侍ジャパンだけではないWBC」第4回 運営面での課題 - ハタ迷惑?な応援、観客の熱さの温度差
http://bylines.news.yahoo.co.jp/toyorashotaro/20170208-00067496/


>来月のロサンゼルスでの決勝ラウンドで、個人的に注目したいことの一つがスタンドの様子だ。
>2013年のサンフランシスコでは、「これがアメリカのボールパークか?」と思わせるような光景に出くわしたからだ。

>それは、侍ジャパンサポーターによる外野席での統制された鳴り物応援であり、
>ドミニカやプエルトリコの人々が席の上に立ち歌い踊りまくる姿だ。
>これらが、「世界の応援スタイル」をスタンドに実現しようとする主催者の意図に基づく計画的なものなのか、
>自然発生したものなのかは分からない。
>しかし、WBCが米国内での人気面でやや苦戦を強いられていることを考慮すると、さもありなんだ。

>特に印象的だったのが、準決勝の日本対プエルトリコ戦だった。
>日本応援団が「稲葉ジャンプ」を披露すれば、プエルトリコサポーターはカウベルを鳴らし、ラッパを吹き、
>プエルトリコの旗を振りかざしながら、サルサを踊っていたのだ。
>中には日本語も結構操れるファンもいたようで、「オネガイシマスゥー」、「スイマセーン」というような
>意図不明の野次もぼくの席の周辺では飛び交っていた。

>しかし、日本式の応援スタイルは、現地では好意的には捉えられてはいなかった。
>日本戦翌日の地元紙『サンフランシスコ・クロニクル』は、スポーツ面のトップで、
>『Party at the ballpark』(球場でのお祭り騒ぎ)というタイトルでシニカルに報じていた。
>「試合展開に関係なく、決まったコールを送り、飛び跳ねる」とは辛らつだ(事実ではあるが)。

>また、中南米スタイルの応援には困惑を隠しきれない地元の観客も多かった。
>実はぼくも迷惑を感じたのだが、すぐ隣でのべつまくなし大声をがなり立てられるのには閉口したし、
>始終立ち上がって旗を振り回されては視界が妨げられてどうしようもなかった。