ヤクルト・由規、新球で完全復活だ!
「MAQ」で速度や回転数計測
http://www.sanspo.com/smp/baseball/news/20171107/swa17110705040001-s.html
ヤクルト・由規投手(27)は6日、愛媛・松山市の秋季キャンプでブルペン入りして、
球速や球の回転数を計測できるミズノ社製「MAQ(マキュー)」を使って投球練習した。
同社から今後、他球団にも配布される予定のニューアイテムを、いの一番に試した右腕が、来季の完全復活につなげる。
ブルペンでの投球中だった。由規は石井投手コーチに、見慣れぬ球を手渡された。
青い糸で縫われた、その名も「MAQ(マキュー)」。
ミズノ社製で、投球の球速や回転数、回転軸を計測して
分析できる"新球"だ。
「回転数などは興味ありま丸数字を見て、お互いが競い合って、球がよくなっていくのはいいことだと思う」
球界の"ファーストピッチ"だった。今後、12球団に配布される予定の新製品だが、ヤクルトが1番手。
その中で、誰よりも早くブルペンで試し「MAQ」はミズノ社が3年半の歳月をかけて開発し、来春には一般販売も予定(想定価格は税抜き1万9800円)。
球の中心部にセンサ一が内蔵されており、投球時のデータをスマートフォンの専用アプリでチェックできる。
トラックマン(高性能弾道測定器)と同等の精度だ。
「みんなが計ると、自分がどの位置かも分かるし、データを残しておけば過去との比較もできる。
秋のキャンプの最後に計れば、来春に活用するとなったときの目安にもなる」
右肩の手術から復帰して2年目。今季も悔しさが残った。10試合で3勝5敗、防御率4・31も、目標としていた中6日での登板はなかった。
だが「過去を追い求めたくないけど、リリースの瞬間だけに力が入っていたときにだんだん近づいている」と手応え。
そんな由規に新たな相棒「M AQ」は追い風となる。
「中6日?もちろんそれが目標。とにかく1年間口一テを守りたいです」と由規。
完全復活へ。最新のデータも取り入れて、巻き返す。