2016.9.18 18:00
【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】
来季、鳥谷は最終戦場として二塁を選択するのか否か…最後は鳥谷自身の決断
http://www.sanspo.com/baseball/news/20160918/tig16091818000001-n1.html

 鳥谷の最終戦場はズバリ二塁でしょう。打撃不振もあってショートのポジシ
ョンを北條史也内野手(22)に奪われた鳥谷敬内野手(35)はその後、三
塁を守っています。しかし、来季の戦力構想を考えるとき、三塁にはもっかウ
エスタン・リーグで三冠王を目指す陽川尚将内野手(25)が最有力候補に浮
上するでしょう。新外国人選手のポジションとなる可能性もあります。鳥谷三
塁継続はチーム構成上も、若手登用の流れにもそぐわないのです。二塁で最終
勝負−。これがチーム内に流れる観測気球ですね。

 金本監督がBクラスに終わりそうな、今シーズンを振り返るとき、よく反省
材料として話しているのが計算していた中堅、ベテラン勢の不振です。

 「超変革」というスローガンで若手を積極的に登用しました。チームとして
は若い力を発揮させる一方で、これまでの主力選手が安定した力を出して、新
旧の力を軸にした戦いを目指していたようです。しかし、福留以外の昨シーズ
ンまでの主力選手たちが力を出し切れなかったことが、チームの低迷を招いた…
という論旨ですね。

 なかでも金本監督ら首脳陣が「最大の計算違い」としているのが鳥谷の不振
です。シーズンを10試合残した133試合の時点で、鳥谷は133試合に出
場し、打率・240、本塁打7、打点36は首脳陣が求めていた内容とはほど
遠いですね。