2016.9.16 08:00
【土井正博 豪傑球論】しつこい打者になるため秋季Cで小技磨くべき
http://www.sanspo.com/baseball/news/20160916/tig16091608000012-n1.html

 阪神がシーソーゲームで競り負けたのは各打者の「しつこさ」の差だ。

  DeNAは一回の関根(四球)、五回の桑原(進塁打)、七回の関根(適時
三塁打)らが追い込まれながらも仕事をした。1球でも多く投げさせるという
執念がメッセンジャーをKOした。

  一方、阪神は三回無死一塁での上本の三球三振に象徴されるように、実に淡
泊だった。ファウルで粘って、2ボール以上までもっていかないと。今季のチ
ーム三振数「1079」(12球団ワースト)は多すぎる。強く振ることと、
ムチャ振りはまったく異なる。

  しつこい打者になるために、秋季キャンプで若虎は“小技”を磨くべきだ。
具体的には2ストライク後にバットに当てる練習。膝を使う、バットを短く持
つなど、方法はいくつもある。「いやらしさ」を習得できれば確実性が高まり、
レベルアップできるだろう。