広島・松田オーナー、「ドラフト逆指名制度つらかった」

2016年09月11日
9/11、スポーツ報知4面より

―マツダスタジアムでの好成績で優勝へ。
広島・松田オーナー
「今までは劣等感を持つような球場で戦わないといけなかった。(旧市民球場は)ロッカールームとか、相手に対しても申し訳ないような環境だった。
 今は日本で一番という誇れるようなスタジアムでできるわけで、そういう面で全然違う」

―FAに関しては。
広島・松田オーナー
「FAは取らない、引き留めないというスタンス。それで勝っていくんだという気持ちでやっていた。
 過去に川口、江藤と、お金の競争になったら他球団には、はっきり言って太刀打ちできなかった。それでも残ってくれた選手もいる。
 緒方に前田智、野村。この3人はいい条件とは思わないが、よく残ってくれたと思う。しかしそれが評価になって首脳陣にしたわけではない。あくまで人柄」

―ドラフトなど戦力補強では苦戦した?
広島・松田オーナー
「逆指名の時代が本当につらかった。その象徴が二岡智宏(98年ドラフト2位で巨人入団)。
 地元の子で広陵高出身で(逆指名権のない)高校生の時に取っておけばよかった。お金の面、市民球場のイメージ・・・。
 今以上に中央と格差があった。だけど、その条件の中でどうすれば勝てるのかを創意工夫し続けてきた。