2016.9.14 05:04
簡単に年俸上げるな!虎・金本監督、契約交渉“厳冬方針”球団に要望
http://www.sanspo.com/baseball/news/20160914/tig16091405040013-n1.html

 査定も超変革!! 多くの若手が台頭している阪神だが、今オフの契約交渉
では“厳冬方針”を貫く構えであることが13日、わかった。少々の活躍で簡
単に昇給させないで欲しいという金本知憲監督(48)の意向が球団に伝えら
れた。この日は甲子園で全体練習を視察。残り11試合は、来季に期待できる
若手の選別の場になると、厳しい姿勢を打ち出した。

 ちょっと1軍で活躍したら、期待値も込みで給料を上げて、翌年は…。そん
な“負のサイクル”にはしない。超変革を掲げ、高山、原口、北條ら若手が次
々とステップアップした今だからこそ、甘さを排除する。厳しさを前面に出す。
来年を、未来の虎を強くするための“厳冬”方針だ。

 球団関係者によると、金本監督は「簡単に給料をアップさせるようなことは
しないでほしい」と厳しい目での査定を求めているという。今季は優勝を逃し、
借金も17(13日現在)と、チームとして厳しいオフは確実だ。昨年の1軍
実績がほとんどない若手やルーキーは当然、年俸が上がるわけだが、問題はそ
の“上がり幅”。簡単にポンポンとアップするような甘いことはしないでほし
い−。もちろん球団のスタンスも同じだ。

 近年は若手の台頭が乏しく、例が少ない阪神。2010年に高卒1年目で4
勝を挙げた秋山は、年俸600万円から倍増の1200万円だった。13年の
藤浪は同10勝で、1500万円から4500万円と3倍増。ただ2桁勝利は
別格でもあり、基準にはならない。