ステロイドは効かなくなり、いずれ塗れなくなる!
アトピーはステロイドのせい。アトピー=ステロイド皮膚症だ!
自然食とってれば、生野菜食べていれば、健康になれるはずだ!
これらは完全な嘘。
現代アトピー患者のほとんどの人は、本来のアトピーの症状が出ているだけ。


理由1.遺伝子の研究においても、アトピー患者の遺伝子はセラミド(皮脂)の分泌に関し
     欠陥があると分かっている。遺伝子レベルで欠落してるものは人工的に何とかするしかない。
     健常者でも、乾燥肌の人が放置してれば潤い肌にはなるかというと、絶対にそんなことはない。

理由2.アトピー患者の肌はバリア機能が欠如し、痒みを感じる神経が刺激を受け続けた結果、
     その神経が異常に発達して表皮内部までたくさんの枝を伸ばしているのが分かっている。
     脱ステして炎症放置してれば、痒みの原因となる痒み神経を育てまくっている。

理由3.海外の研究において、免疫疾患になる人は1歳児までの過ごし方により、ヘルパーT細胞
     であるth1細胞とth2細胞のバランスが崩れth2過剰であることが分かっている。
     現代は、本来th1が受け持つはずの家畜の糞尿などが生活環境からなくなっており、
     それがth2過剰とアトピー、花粉症などの免疫疾患を引き起こしているという。
     1歳までに形成されたものは修正不可能で、風邪などで一時的にth1が活性化
     しても、またすぐ元に戻ってしまうそうだ。

遺伝子レベルや、1歳までに形成された免疫構造からして違っているものを、ステロイドを塗らなかったり、
自然食を摂ったからといって治るものではない。残念ながら。

また、ほとんどの人は、ちゃんとした使い方を守ればステロイドを何十年も使い続けることができる。
(もちろんその人の症状によって、「ステロイドによって維持できるレベル」というのは違う。また、
ステロイドで効果を実感できない重度の人などが、最後の望みとして脱ステなどの代替医療を摸索
するのを否定するわけじゃないが、この板ではそれが一人歩きし過ぎている。明らかに。)

炎症放置による色素の沈着など脱ステにもマイナス面はある。
その責任についても考えた方がいい。