2月にIgEスレで書いたフローチャートにこれまで分かった事を補足しておく。

※●は科学的根拠があり医療機関が認めてる物。■は科学的根拠医は無いが医療機関で想定されてる物。▲は俺の想像。
※A.のみが全患者共通要素、B.以降は個々人の体質・状況によるオプション
※DEをオプションにしたのは、症状がアトピックドライスキンのみで痒みを感じない患者が希に居る為
※Gをオプションにしたのは、抗体数が基準値以内の患者が全患者数の2割居る為


【A.バリア欠陥】
@●遺伝的異常によりまともなフィラグリンを生成出来ない
(●フィラグリンは顆粒細胞のケラチンを束ねる蛋白)

A▲顆粒細胞が正常に発達しない為、セラミドの生成が上手くいかない
(●セラミドは顆粒細胞で生成される)

B●顆粒細胞がせり上がって角質細胞になる(≒新陳代謝)際放出されるセラミド量が少なくなる
(■代謝速度は季節・栄養・皮膚状況の影響を受ける為、症状の出易さに影響)
(▲代謝は性ホルモン/成長ホルモンの影響を受ける為、年齢(女性の場合には生理)が症状の出易さに影響)

C●皮膚が乾燥・ひび割れし易く、また剥がれ易くなる(所謂アトピックドライスキン)


【B.炎症スパイラル】
D●角質に出来た隙間から常人では侵入されない程度の有り触れた異物に進入される
(●ひび割れが大きければ当然大きな物が進入出来る

E●抗体が反応して炎症(痒み)を生じる
(▲大きな異物であれば抗体は異物処理に手間取り大きな炎症に繋がる)

F●皮膚が損傷し、更に異物に侵入され易くなる