アトピー性皮膚炎の原因は「皮膚バリア構造」の欠陥に拠るとされています。

健常者の角質層は核を失った皮膚細胞の層が幾重にも積層し、その間をセラミドが埋める事で潤い、
これらがバリアとなって外界の刺激物(汗・アレルゲン・物理的接触等)をブロックし和らげます。

然しアトピー性皮膚炎患者の皮膚はセラミド生成量が少なく、角質層は潤いを保てません。
乾燥した角質層には隙間が出来、ここから刺激物が進入し抗体が反応して痒みとなります。
セラミドは角質を潤うと同時に接着もしていますから、角質は乾燥して剥落、落屑となります。

→参照 http://life9.2ch.net/test/read.cgi/atopi/1161167214/


セラミド生成量が少ない理由は、セラミドの原材料をセラミドとは異なる物質を生成する酵素が横取りし、
セラミド生成酵素に充分な原材料が行き渡らない事にあります。
→参照 http://allatopy.wakabagari.com/yougo/yougo13.html


この乾燥から皮膚を守る為ワセリン・馬油等の保湿が行われますが、セラミドの代わりにはなりません。
またセラミドを含むクリーム(キュレル等)もありますが、皮膚内で生成される本物とは違い効果に疑問があります。


そこでセラミドを含むサプリ等を経口摂取してはどうでしょうか。
従来ではセラミドの経口摂取は消化過程で分解され、皮膚に届かないので無意味とされてきました。
ところが↓の実験に拠れば効果があるとされています。
http://www.nejinews.co.jp/news/release/eid799.html


同時にセラミドの原材料を経口摂取する方向も考えてみたいと思います。
ビタミンB6:50mg、マンガン:3mg/Dayが必要とされています。
→参照 http://www.drmakise.com/atopy/atopy5.html