1位と2位を投票。

    1位:エタニティ 〜深夜の濡恋ちゃんねる〜
1話11分半で、現在、YouTubeにて全話が公式無料配信中。
1話ごとの短編集で、毎回、登場人物が変わります。
わたしは、めだたないものに目がいくので、9話の主人公が、とても存在感が薄く、電車の座席に座っているとき、
気づかれずに、ひざの上に座られたり、自動ドアが反応しない場面が印象的でした。
その話で、恋人が主人公の頭をなでながら言った、
「人よりも、存在感が薄いかもしれないが、それはすごくいい個性だと思う」というセリフが好きです。
また、前にプレイした恋愛ゲームのバッドエンドで、主人公が死んでしまった恋人のことを忘れられず、
街を歩いていたら、恋人の後ろ姿が見えたので、声をかけたら別人だったという場面が心に残っています。
このアニメでは、4話の最後で、主人公が別れた恋人のことを思いながら街を歩いていたら、
その恋人の姿が見えたので、声をかけたら別人だったという場面の後、
本物の恋人に声をかけられてハッピーエンドになったので、よかったです。
その話のタイトルが、『待ち焦がれたハッピーエンド』だったので、わたしの気持ちに、ぴったりでした。
また、暗く感傷的で悲劇的、孤独を感じさせるメロディーのエンディング主題歌『Everlasting Story』も、
今年のアニメソングの中で、いちばん好きです。

    2位:なつなぐ!
1話4分で、現在、YouTubeにて全話が公式無料配信中。
淡く暗い雰囲気と、いなかの山々や広野、広い空、街並みや波止場などの情景が幻想的です。
とくに、そのような印象が強いのは、
5話で夜、主人公が悪夢のような想像をして、むせび泣く場面で、ちょっと怖かったです。
また、各話の最後、エンディング映像に切り替わるとき、赤とオレンジ色と黄色が入り交じり、
ゆらぐように、点滅するように目の前を通り過ぎる描写が、不可思議で好きです。
エンディング主題歌『Camellia』は、メロディーや伴奏、空に吸い込まれるように響く声が、
エンディング映像と合わさって、感傷的で郷愁的、ひとりでいるような感じで気に入っています。