2019TJ12AUG感想 ※以降の文は補足及び個人の感想

☆特別企画 ヒット商品で振り返る2019
今年ほどヒット商品に恵まれない年はないのではと思わせるほど年間を通して売れ筋商品が思いつかない年となった。
そうした中でも春、GW、夏商戦を丹念に振り返り、突出しないまでも市場をリードし売上に貢献した商品を紹介していく。
夏商戦以降では、女児玩具ではプリキュアの勢いが無い中で急伸を見せたファントミラージュとサプライズトイが貢献した。
男児玩具では、昨年市場を牽引したベイブレード、シンカリオンが昨対割れとなり、復調の戦隊と7年ぶりに復活した爆丸を
もってしてもカバーできず、男児玩具はあまり元気の無い年となった。
【2月】
「スター☆トィンクルプリキュア」TV放送開始。変身アイテムを中心に昨対100%でスタート。
前作が昨対130%のスタートなのを考えると好調な滑り出し言え、流通からの期待値も高かった。
【8月】
夏休み商戦は、女児玩具では昨年市場を牽引した、「リカちゃん」「プリキュア」の低調により、
サプライズトイや勢いが急伸した「ファントミラージュ」をもってして2大IPの失速を補完することが出来なかった。
※スタートこそ前年比100%で推移できていたが、GW商戦ではバンダイによれば昨対90%と伸び悩み、
夏商戦ではリカちゃんと共に失速の原因として名指しで書かれ、現在に至っても良い記事は書かれていない。
今のところおしゃべりフワは好調なので、クリスマス商戦は何とか盛り返して欲しいところだが・・・
☆マーケットレポート
〇総評
10月の厳しさを引きづったまま市場は思わしくなく、20日までの昨対は100%を取れたかどうかの状況。
ジャンル別では、男児玩具、女児玩具、知的玩具のトイ3ジャンルが苦戦気味。
男児玩具ではライダーが「プログライズキー」は売れているもの、変身ベルトに動きがなく、販売数では前年割れが続いている。
戦隊も特筆すべき動きはなく、ウルトラマンも厳しい。
女児玩具も厳しいが、サプライズトイ関連が比較的好調。
※プリキュアの言及は無いが、小売店アンケートでは「プリキュアが不調」と名指しで答えている店舗もあり、
厳しい女児玩具にはプリキュアも含まれてしまっているかもしれない。

☆2019玩具販売実績ベスト150(10.1〜10.31)※ファントミラージュは参考
13位:おしゃべりフワ 22位:ファントミリスティDX 51位ファントミタイム&フィナール 53位:スターカラーペンダントDX 74位:トゥインクルブック
84位:トゥインクルブックスペシャルセット 89位:レインボーパフューム 100位:ファントミディアル(初回限定)127位:ファントミトリック
☆(参考)2018玩具販売実績ベスト150(10.1〜10.31)※プリキュア以外の女児玩具は参考
22位:おしゃべりはぐたん 28位:リカちゃんサーティワン 32位:ミライパッド(クロックセット)46位:ここたまキャッスル 
47位:プリハートDX 54位:マジョカパレット 58位:ミライパッド 66位:ツインラブギター 69位:プリ☆チャンキャスト(アンジュ) 
105位:メロディーソード 111位:マジョカルミナ 125位:プリハート(赤&紫) 136位:マジョポルテDX
※おしゃべりフワこそ好調だが、それ以外は相変わらず弱い。
特にトィンクルブックはスペシャルセットとの分散を考慮しても落ち方が大きく、おしゃべりフワはブックの需要を吸収しただけと取れなくもない。
また、今年は玩具全体が去年より低調なため、同じ順位でも販売金額は去年より低い可能性がある