>>514
言い出されたも何も言い出したのが作者自身であると言う事は知らないのね
まあ作者が百合と言っていた割には原作においての『想い』の描写は薄いし、最後の引き金を引くシーンにトァンの内にあったのは『想い』もあったのでしょうけど、それより怒りの方が強いように感じたわ
けれど映画版では原作と違いミァハとトァンの関係性とトァンのミァハへの『想い』そこに焦点が置かれ、終始が『想い』に帰結する恋愛映画になっているわよ
そしてその改変が作品性を損ねているとは到底思えない
映像化するに当たってハーモニー最大の仕掛けであるETMLは表現が難しいし、分かりやすい意識、感情としての愛という『想い』に焦点を当てる事を選んで正解だったと思うわ
単純にSFとしての魅力はETMLが機能する小説の方が勝ると思うけど、伊藤計劃の言う色気、エモーショナルな部分に訴えてロジックの世界に引っ張っていけるような作品としての色気は映画版の方が勝る
特にラストシーンは見物よ
映画版観ていないようだから是非一度は観てみる事をオススメするわ
圧倒的な想いに震える事になるから