さらに三嶋はいくつかのキーワードで経営方針を説明している
それが「オールライツ」「コア層」「一元管理」

オールライツとはキングと関連企業による権利の独占や寡占のこと

『 (キングの中長期的な展望は)・・・キング主体となってオールライツで展開できる
 IPを創出できる比類なき感性を持った人材の更なる養成ですね。
 近年、KACからは「ポプテピピック」、ELR制作部からは「ヒプノシスマイク」
 とオールライツを保有したIPが幸いにも出てきていますが、いずれはそういった
 IPのゲーム化に協業で出資参加していきたい。』

『 アニメ作品をひとつ作るよりも予算を含めてハードルは高いわけですが、
 ・・・・企画段階からのトライアルは続けています。アニメ本編で言えば、今は、
 2020年枠はほぼ決まったので、21年、22年をどうするか、といった状況。」

オールライツからのゲーム展開はキング作品のブランド化とも関係してくるが
そうした作品の重要性の根拠にもなるのが消費の側から見たところの「コア層」
コンテンツ、ということになる

(続く)