「宇宙よりも遠い場所」の悪い点としては、キャラクターがキラキラしている萌キャラの要素が強すぎることでしょうか。
「宇宙よりも遠い場所」というアニメタイトルから真面目そうで南極に行くという目的を表現してほしかったのですが、
「けいおん」のようなわいわい仲間内で楽しんでいるだけのように見えることが多く、求めているものと違うというのが悪い点と言えます。
それ以外には「玉木マリ」というキャラクターが南極計画にそこまで熱中してのめり込んでいく理由がよく解らないということ、
そのキャラクター自信の魅力が少ないことがあげられます。
彼女がメインなのに、メインのキャラクターがその様子では、「宇宙よりも遠い場所」自体の魅力が半減してしまいます。
さいごに青春をリアルに描くのには、男という要素を無視することはできません。
しかし、その要素は排除し、女同士の青春を描いています。
これが、「けいおん」のようなリアリティを求めるような作品でなければ問題ないと思うのですが、
「宇宙よりも遠い場所」は、南極に行くというところなどでリアリティをある程度追求しているのにも関わらず、
男要素についてはリアリティを無視していることに違和感を感じ、ストーリー全体が嘘っぽく感じてしまいます。

「宇宙よりも遠い場所」で疑問に思ったことと言えばまず、「本当に南極は宇宙よりも遠い場所なのだろうか?」ということでしょう。
実際にアニメではそこまで難しくなく南極にたどり着いたように感じてしまいます。
実際に宇宙に行くにはもっと過酷な訓練などが必要であることは「宇宙兄弟」の知識でも把握しています。
その作品と比較して本当に南極は宇宙よりも遠い場所であるとはとてもじゃないけど思えないのです。
次に疑問に思ったことは何曲は危険な場所だというのは小淵沢報瀬は把握していると思うのですが、
それ以外のメンバーたちはどの程度把握しているのかということです。
どうしてもほんわかしたゆるい雰囲気なのでそこを把握しているのかが疑問です。