「リズと青い鳥」監督の山田です。

この作品は、一歩先も見えないくらい頑なで健気に日々を過ごしている少女たちの映画です。
不意にこぼれ落ちてしまうため息や、鼓動、胸高鳴るようなひそひそ話、悩みの中の微熱なんかをじっと息をひそめて撮り切りたい、と思っております。

思う事と想う事。
同じようでいてまったく同じでないもの。

思春期の、感じやすいこの時期だからこそ美しくあることができる、 触れれば壊れてしまうガラス玉のような彼女たちの、 有限の瞬間にみなさまと一緒に立ち会うことができれば、と思います