テレ朝系「題名のない音楽会」2500回ギネス認定…長寿番組の秘密

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170422-00000224-sph-ent

 番組の放送時間は30分だが、準備は1年以上。データ編集もあり、収録は放送日の1か月前。
オーケストラの練習時間を考え、その1か月前には番組用にアレンジされた楽譜を渡す。
さらに大きなホールなどの会場は1年前から押さえ、オーケストラの予約は1年以上前に行う。


打ち合わせは週に1回。約15人のスタッフで行う。「この曲をやろう」「どんな切り口が」
「音楽に興味がない人でも分かりやすいか」。テーマ決めから、企画の進行状況まで2時間かける。
鬼久保さんは「テーマ、内容は難しくてもいけないし、簡単すぎても失礼になる」と
バランスの難しさを口にする。

演奏も大がかり。1回の放送分で45分を収録。収録日には2回分を撮る。
リハーサルは本番の2倍の時間をかけるため、前日から行う。当日のスタッフは
音響や7台分カメラマン、アシスタント、送迎の運転手など100人以上が稼働。
弁当は200個発注する。


収録が終わったら編集作業。リハーサルの音と比べて細かい修正を行う。鬼久保さんは
「テレビの映像はずっと残る。2回分の編集をするのに丸3日かかる」。
どこまでも妥協を許さない。


出光興産という強力なスポンサーがついている。だからこそ高いクオリティーを死守する。