走れ鴨子

鴨子は激怒した。かの邪智暴虐の逸迅社を倒さねばならぬと決意した。
ヘルメットを被りプラカードを用意してデモ行進の許可を得るため警察に届け出ると、電話番の神房女からつまらないからやめろと説かれ、ますます激怒した鴨子は神房女のいる派出所へと抗議に赴いたのだ

それは愛の始まりだった