ひたすら重い。けど読んで後悔はしない。小説スイートプリキュア♪感想

http://prehyou2015.hatenablog.com/entry/suitenovel

この作品、読者にストレスをかけて、ストレスをかけて、ストレスをかけて、最後にカタルシスを呼び起こすタイプの小説です。

(このストレスをかける時点が個人的には本当にツラくて、あの最高仲良し4人組がここまですれ違いを見せ、
辛辣な態度を見せるのか、と何度も読むのをくじけそうになりました。
(最後にハッピーエンドになるのはわかっているとはいえ、スイートプリキュア本編最終回からの流れでみるとツラかったのです。)


こんな小説を2016年11月23日(11月22日:いい夫婦の日)の次の日に出す辺りのシンクロニシティがさすがだな、と思います。
まさに「いい夫婦の次」の次元に入った響と奏。

最終章でね、デートをするのですよ、響と奏の2人が。
文字通り、本当にデートをするのです。

そこで語られるのは、
思春期特有の、恋愛感情とも友情感情とも区別できないような押し付け気味の「好き」から一歩成長したお互いを思いやる、
大人の「好き」への成長。

そんな2人の姿を見られただけでも、僕は幸せな気分になれるのです。