昔スタンド・バイ・ミーって映画があったけど、宣伝文句かなにかで「12歳頃の
友達は二度とできない」みたいなニュアンス(うろ覚えで違うかもしれん)
でその頃の俺と相通ずるものがあった。
11,2歳のころの夏はいつも友人と自転車を乗り回してた。時には冒険気分で無茶な遠出もした。
意味もなく競争したり、海へ行ったりプールへ行った。夏休みの間中これの繰り返し。
日が暮れるまで遊んで今は亡き母が作ってくれた夕飯の美味さといったら・・・
今は暑いと食欲が減退するオッサンになってしまったが。

もうあのころの友人とは疎遠になり、母も他界した。あの年頃の目線での夏は二度と経験できない。
緑の鮮やかさ、夕日の切なさ、ムッとくるアスファルトの熱っぽさ、当時当たり前に
体感していて、今もまわりにあるものだけど、少年時代のあの「感覚」はもうない。