祈りはどんどん進化し、
それぞれの方角に変わるたびに両手を高くふりあげてお辞儀をしたり、
そのお辞儀も、各祈りの前1回、後2回という具合に増えていった。
その他細かいルールがどんどん増えていき、
最後の方では祈り終わるまで軽く5分はかかっていた。
夏なんか、うっすら汗ばむほどの運動量だった気がする。
こんな事を小学校を卒業するまで、約3年半毎日かかさず続けた。
親には「また始まった・・・」と気味悪がられ、
弟には「くるくる地蔵」と馬鹿にされた。
それでも(こんな家族をお許しください!神よ!)みたいな気持ちで祈り続けた。

修学旅行の時もやった。
幸い、友達は減らなかったが、
かわいそうな目で見られていたような気がしないでもない。

2008年現在、地球が無事なのはイタすぎる小学生の頃の私のおかげだと思う。