・消防時代
山あり谷ありだったがぼっちではなかった

・厨房時代
中一の頃までは女子とも普通に話してたが中一後半からキモいキャラ的な位置付けに
イジメってわけではないがキモいだとかイヤらしいとか言われるのが当たり前になっていた
連んでた同じ部のやつに彼女が出来たから(マジ彼女ほしーなーとか言い合ってた仲)
俺も焦りに焦って別クラスの女子に夏休み中に告ったらやんわり断られた
夏休み明けたらクラスメートのリア充が「お前○○に告ったろ?マジキモいって言ってたぞwww」
このあたりから今に至るトラウマを幾度も植え付けられる
中学生活は捨てて高校でのリア充デビューを目論見始める
田舎の底辺高校で中学の知り合いが一人もいない高校への入学を決意する

・工房時代
序盤は同性となんとか溶け込む事に成功
リア充下位グループ(彼女はいたりするがガチリア充には頭上がらない程度のグループ)の中でも底辺の位置に属する
舐められないよう「非童貞である事と中学の友人の存在」の架空設定をつくるが、
高一中盤から後半にかけてメッキが剥がれ始めたので高一での童貞卒業目標は捨てる
高二でクラス替えがありそこそこ自分にとって理想に近いメンツが揃う
女子との絡みはほぼなし
高3でまたもクラス替え、さらに理想的なメンツへ
しかし女子との絡みは更になくなり高校でのリア充生活は諦める
諦めが入ってから漫画、ゲームといったコンテンツにのめり込むようになる
オタグループにちょくちょく顔出しするようになるがなまじリア充グループに属してるため警戒される
結果、リア充、オタグループ両方ともろくに馴染めないまま高校生活を終える

・社会人一年目
リア充になるのを諦めた俺は地元の工場に就職する
大学とか専門で周りになじめず惨めな思いは沢山だったし学力もないしやりたいこともなかった
もうゲームと漫画と2chさえ出来ればよかった
そしてある日、ギャルゲーに出会う
リアル女やリア充から植え付けられたトラウマも相まって一瞬で二次元の世界へ誘われる
一方、工場ではコミュ力の無さとボキャブラリーが漫画ゲームしかないため当然浮く
しかし年配が多く同世代がいない工場だったので気にしなかったがキチガイ工場長からのパワハラに連日あっていたため精神を病み一年で辞めてしまう

・社会人二年目
友達いない、彼女なんかもっといない、職すらない、ゲーム漫画ネットしかやることがない19歳
失業保険で半年ほど引きこもり、その後職業訓練高に通うが尋常でない頭の悪さで授業についていけず
もちろんそこでもぼっちなのは変わらない
訓練高を半年で卒業し、なにも得ないまま第二の就活をし始めるが前職でのトラウマから中々決まらず
業を煮やした親が求人票拾ってきて「これらの会社片っ端から面接受けてこい」と強引に促される
当時二十歳だったので学歴や資格不問の地元工場でアッサリ内定もらう

・社会人三年目
地元の工場に就職
やはりコミュ障はやはり工場しかないらしい
しかし中々仕事がままならず「お前ダメだからこのツマラン単調業務やれ」と言われる
ツマラないけどコミュ力をあまり必要としない作業なのである意味天職に思えるが問題があった
この工場はブラックだった
残業、休出は当たり前で給料も安い
ゲーム漫画すら満足に楽しめなくなった俺はネットとエロ動画しか楽しみがなくなった
二次元も年を日が経つにつれどうでもよくなっていた
ストレスから食生活は乱れに乱れ家はゴミ屋敷になっている
食べることと寝ることとオナニーにしかゾッコンになるものがなかった失われた人生の始まり

・〜今
時は過ぎ去りこの工場に勤務して10年が経っていた
無論この10年同世代とのプライベートの付き合いどころか連絡もとっておらず同窓会の誘いすら皆無
長時間労働でテレビもみないため流行が何一つわからない
あれだけ好きだった二次元は今や萌え絵をみると気持ち悪いと思うようになった
変わった事と言えば定期的にソープ通いになった事、自分を磨くためにルックス強化とジムへ通うようになったこと
そして休日はしょっちゅう外出するようになった
恐ろしい価値観の変化だが今更になって彼女が欲しくなってしまった
今は俺をナジる連中はいないし独身の無趣味で時間が無いから少しは金に余裕もある
つまり自分にある程度投資できる
加えて今は俺をナジる連中はいないなで好き勝手に行動できる
しかしながら長年の孤独な生活で人脈構築をなに一つしてこなった結果、価値観の変化すら誰からも認識してもらえないという・・・・・