私はその鎖を断ち切ることにした。
それは、明らかに無謀な挑戦であり、生命の危機に関わることであった。

私は、安穏とした惰性の生活を捨てた。
もう一度身を捨てることにしたのだ。

何より、私のうわべだけのプライドが無職になることを拒否した。それは経験したことのない苦しみであった。

40を超えた無職。
そして、私は以前からやりたかったことをやり始めた。
手始めに、シャノアールの可愛い店員が注文を取りに来た時に、ナンパをした。

引きつった顔で逃げられた。
しかし、私の胸の内は晴れやかだった。