ケツ叩き師30年のナルルのもとには毎日何人もの男達が叩かれにやってくる
特に元旦や成人の日といった記念日には来客が多い
一人の男として成長するためにふんどしケツを叩いてもらうのだ
どんな頼りなさそうな青いケツも、
ひとたびナルルに叩かれれば立派なプリケツに仕上がる
客の中にはまれに金髪DQNも来る事がある
「なにが叩き師だよww超だせえww」
しかしそんな反抗的な若者をナルルは追い返そうとはせず優しく迎い入れてやるのだ
この若者はきっと変われる― そう信じて。
渋々ふんどし一丁になったDQNがナルルに言った
「ケツ叩きとかくだらねww痛かったら逆にてめえを殴るぞww」
ナルルは無言で準備を整える
まずナルルは右手で塩をすくうと両手によく馴染ませ、
一杯の酒を口に含んで若者のケツに吹きかけた
そして大きく右手を振り上げると一気にケツめがけて振り下ろした

☆パチィィィィィーーーーーーーーーーーーーンンン!!!

♪ぶるるるるるるるりぃぃぃぃーーーーーーーーーーーーーんんん!!!

DQNの反抗的な態度とは裏腹にケツは勢いよく震えた
「べ、別に気持ち良くなんかないね…く…くだらねえよ…」
口では強がっていたがケツは正直だった
DQNのケツはもっと叩いて欲しそうに突き出ていたのだ
5分後には若者は生まれ変わっていた
はじめはあんなに反抗的だったが今では
「もっと!!もっと僕のプリケツぶってええええええ!!!♪♪」とか、
「お尻イイ!!僕のお尻いいの〜〜〜♪♪もうお尻コワレてもいい!きついの一発欲しいの〜〜〜!!♪♪」
と叫び、みるみるうちにケツも男らしく磨かれていった
やがて改心した若者は金髪ロンゲだった髪をバッサリ切って角刈りにして、
派手だったトランクスからふんどしに履き替えて生まれ変わる
「ちぃーっすwwよろしく〜〜っすww」だった言葉づかいも今では
「オッス!おいどんのケツ叩き、よろしくお願いしまっす!!」に変わった

こうして、叩き師ナルルの1日が終わったのである