鼻詰まりのタイプ

(1) 血管運動型
交感神経・副交感神経により鼻粘膜の毛細血管の収縮・拡張が原因。
飲酒・血圧の薬や精神の薬でも起こりうる。
激しい症状でも交感神経を活性化すれば治る。
蒸しタオル・運動・緊張感・血管収縮剤入りの市販の点鼻薬が有効。

(2) 炎症型
綿棒で鼻の奥を刺激すると鼻が詰まる、この激しい鼻詰まり。
多くはアレルギーや湾曲した軟骨の刺激が原因。
アトピー・喘息等のI型アレルギーの人達はアレルギーマーチの一環として起こる。
通年性アレルギーのものは
余儀なく口呼吸させられるほど症状が激しい。
初期は一過性のと大した代わりもなく対処法も一緒だが、
慢性化したものはステロイド等を使用。
炎症を起こしている粘膜をレーザーで焼くのが一大ブーム。
対症療法しかないので氏ぬまで治らない。

(3) 根底型
生まれつきの鼻の構造が粘膜が大きい&軟骨が湾曲しているなどの欠陥。
点鼻薬の長期連用による下鼻甲介成長などが原因。
鼻の基礎通器量そのものが低くなると言った感じで、両方同じ通器量で
軽度のものや生まれつきのものは自覚症状が無い。
自力では治せない、どういう状況でも鼻の通りは悪く、運動などではバテやすく苦労する。
薬も効かないことが多い。
全身麻酔(一部、局所)による大掛かりな根本手術と1週間前後の入院が必要。
しかし手術しても生まれつきの身体の仕様で鼻詰まりは復活することがある